大腸がん
大腸がんとは
ひと目で分かる
大腸がんは、大腸(結腸と直腸)にできる悪性腫瘍です。
もっとも重要な特徴は、初期にはほとんど何の症状もないという点です。
国立がん情報センター(국가암정보센터)は「症状が現れるときには、すでにかなり進行していることが多い」と説明しています。
そのため大腸がんは、症状を待つよりも定期検診で早めに見つけることが大切です。
このページは公的な資料をまとめた参考情報です。
診断と治療は必ず医療者にご相談ください。
出典: 国立がん情報センター · 基準日 2026-07-29
こんな症状なら受診を
次のような変化が続くようなら、受診してみてください。
国立がん情報センター(국가암정보센터)が案内する大腸がんの主な症状です。
- 排便の習慣が変わる(下痢や便秘が新たに起きる、繰り返す)
- 血便または粘液便
- 便が細くなる
- 排便の後も出しきれていない感じ(しぶり腹)
- おなかの不快感
- 理由のない体重減少、筋力の低下、疲労感
- 食欲不振、消化不良、吐き気と嘔吐
- おなかにしこりが触れる
ただし、これらの症状は大腸がん以外の原因でも起こります。
症状があるからすぐにがんというわけではなく、逆に症状がないから安心ともいえません。
判断は検査で行う必要があります。
出典: 国立がん情報センター · 基準日 2026-07-29
どの診療科に行くか
まず行く所
症状がある場合や検診で異常が出た場合は、消化器内科(소화기내과)から始めます。
大腸内視鏡を行っている所であれば、近所の医院でも検査を受けられます。
診断の後
- 大腸肛門外科(대장항문외과)/ 外科(외과) — 手術が必要な場合
- 血液腫瘍内科(혈액종양내과) — 抗がん剤治療を受ける場合
- 放射線腫瘍学科(방사선종양학과) — 放射線治療を受ける場合
大腸がんと診断されると、複数の科が一緒に治療の方針を決めることが多いです。
大きな病院に行くべきか
がんが確認された場合や強く疑われる場合は、総合病院・上級総合病院に行くことになります。
上級総合病院は診療依頼書(진료의뢰서)がないと健康保険(건강보험)が適用されないため、
近所の医院や病院で依頼書をもらってから行くとよいです。
近所の医療機関と大きな病院を地図から一緒に探すことができます。
出典: 健康保険審査評価院(HIRA) · 基準日 2026-07-29
どんな検査をするか
検診の段階
- 便潜血検査 — 便に目に見えない血が混じっていないか調べます。国のがん検診(국가암검진)で行われます。
- 異常な所見が出たら、大腸内視鏡を受けます。
国のがん検診の対象年齢や検査の方法は、制度の見直しが議論されています。
今年ご自身が検診の対象なのか、どの検査を受けるのかは
国民健康保険公団(국민건강보험공단)でご確認ください。
診断の段階
- 大腸内視鏡 — 大腸の中を直接見て、疑わしい部分から組織を採取します。
- 組織検査 — 採取した組織を顕微鏡で確認し、がんかどうかを最終判定します。
- CT・MRI・PET — がんがどこまで広がっているか(病期)を確認します。
- 血液検査 — 腫瘍マーカー(CEA)などもあわせて確認します。
がんかどうかを最終的に確定するのは組織検査です。
出典: 国民健康保険公団 · 基準日 2026-07-29
治療はどうするか
大腸がんの治療は、がんの位置と病期、体の状態によって変わります。
国立がん情報センター(국가암정보센터)は、次の治療を案内しています。
手術
がんのある大腸の部分と、周りのリンパ節を一緒に切除します。
大腸がんの治療の基本となる方法です。
抗がん化学療法
薬でがん細胞をなくす治療です。
手術の前に腫瘍を小さくするために行うこともあり、手術の後に再発を防ぐために行うこともあります。
放射線治療
放射線でがん細胞を破壊します。直腸がんで比較的よく使われます。
インターベンション治療
画像機器で見ながら、細い管などを使って治療する方法です。
どの治療をどの順番で受けるかは、人によって違います。
担当の医療者と十分に相談して決めてください。
出典: 国立がん情報センター · 基準日 2026-07-29
入院と手術はどうなるか
病院や患者さんの状態によって違いますが、だいたい次のような流れです。
- 手術前の検査 — 血液検査、心電図、胸部X線などで、手術に耐えられるかを確認します。
- 腸の準備 — 手術の前日に、腸を空にする薬を飲みます。
- 手術
- 回復 — ガスが出て腸が動き始めたら、重湯から少しずつ始めます。
- 退院の後 — 組織検査の結果によって、追加の治療が必要かどうかが決まります。
用意しておくとよいもの
- 診療依頼書(진료의뢰서)、身分証明書、健康保険証(건강보험증)
- 前の病院で受け取った検査結果と画像資料(CDなど)
- 服用中の薬のリスト(特に血液をさらさらにする薬は、あらかじめ伝える必要があります)
入院の期間や手続きは、病院ごとに違います。
正確な内容は、手術を受ける病院で確認してください。
費用と保険
重症疾患の自己負担軽減制度(산정특례)
がんと診断されると、本人一部負担金の軽減制度(본인일부부담금 산정특례)を申請できます。
登録されると、そのがんに関連する診療の自己負担の割合が大きく下がり、
決められた期間にわたって適用されます。
申請は、ふつうは診断書を発行した病院が代わりに行ってくれます。
ご自身で行う場合は、国民健康保険公団(국민건강보험공단)に登録申請書を提出します。
そのほか
- 国のがん検診(국가암검진)で見つかった場合は、検診費用の支援を受けられることがあります。
- 所得の基準によっては、がん患者医療費支援事業の対象になることがあります。
制度と自己負担の割合は変わります。
以下の内容は基準日時点の整理であり、申請の前に必ず
国民健康保険公団(국민건강보험공단)で最新の基準をご確認ください。
出典: 国民健康保険公団 · 基準日 2026-07-29
よくある質問
症状がまったくないのですが、検査を受ける必要がありますか。
はい。大腸がんは初期にはほとんど症状がありません。
症状が現れたときには、すでに進行していることが多いため、
症状の有無にかかわらず、定期的に検診を受けることがすすめられます。
血の混じった便が出ましたが、すぐに大きな病院へ行くべきでしょうか。
血便は、痔などほかの原因でもよく起こります。
まずは近くの消化器内科(소화기내과)で診察と検査を受けてみて、
必要と判断されたら、診療依頼書(진료의뢰서)をもらって大きな病院へ行けば大丈夫です。
ただし、出血の量が多い場合や、激しい腹痛・嘔吐をともなう場合、
めまいがして力が入らない場合は、ためらわずに救急外来へ行ってください。
重症疾患の自己負担軽減制度(산정특례)はどこで申請しますか。
多くの場合、診断書を発行した病院が代わりに申請してくれます。
ご自身で行う場合は、国民健康保険公団(국민건강보험공단)に登録申請書を提出します。
詳しい手続きと必要な書類は、国民健康保険公団でご確認ください。
大腸内視鏡はどのくらいの頻度で受ければよいですか。
人によって違います。
ポリープが見つかったか、家族に大腸がんの患者さんがいるか、
炎症性腸疾患があるかによって、すすめられる間隔が変わります。
検査を受けた医療機関で次の検査の時期を案内してもらい、それに合わせて受ければ大丈夫です。
このページの情報の出典
· 국가암정보센터 (基準日 2026-07-29)· 건강보험심사평가원 (基準日 2026-07-29)
· 국민건강보험공단 (基準日 2026-07-29)
最終確認日:2026년 7월 29일
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